野々市市議会 > 2012-06-07 >
06月07日-01号

  • "財政調整基金繰入金"(/)
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  1. 野々市市議会 2012-06-07
    06月07日-01号


    取得元: 野々市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    平成24年  6月 定例会(第2回)      ----------------------------- △開会・開議   6月7日午前10時02分開会                   出席議員16名     1番  西本政之議員      2番  中村義彦議員     3番  杉林 敏議員      4番  金村哲夫議員     5番  辻 信行議員      6番  川 哲郎議員     7番  早川彰一議員      8番  尾西雅代議員     9番  平野政昭議員      10番  土田友雄議員     11番  西田治夫議員      12番  大東和美議員     13番  村本道治議員      14番  田中昭一議員     15番  北村成人議員      16番  岩見 博議員      ----------------------------- ○議長(北村成人議員) ただいまから平成24年第2回野々市市議会定例会を開会いたします。 出席議員地方自治法第113条に規定する定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。      ----------------------------- △議長諸報告 ○議長(北村成人議員) 議事日程は、お手元に配付のとおりです。 地方自治法第121条の規定によって、本定例会の説明のため出席をする者及び委任を受けた者の氏名は、お手元に配付のとおりです。  出席を求めた者        市長         粟 貴章君                 教育委員長      北本 正君  委任を受けた説明員      副市長        田中 宣君                 教育長        村上維喜君                 総務部長       岡田晴彦君                 市民生活部長     村梶輝男君                 健康福祉部長     田中 滋君                 産業建設部長     太田譲二君                 教育文化部長     森元 裕君                 会計管理者      田淵 勤君                 総務部次長総務課長 小畠邦雄君                 秘書課長       中村 彰君                 企画課長       山口 良君                 財政課長       大久保邦彦君                 市民協働課長     多田富喜男君                 市民課長       橋本秀字君                 環境安全課長     宮前定明君                 税務課長       高橋賢一君                 福祉総務課長     絹川一也君                 介護長寿課長     北川佳美君                 保険年金課長     井村敬子君                 子育てあんしん課長  山崎由治君                 健康推進課長     肥田千春君                 産業振興課長     半本智明君                 建設課長       小山 滋君                 建築住宅課長     今村 滋君                 都市計画課長     転正繁信君                 企業管理課長     野村祐一郎君                 上下水道課長     西村茂則君                 教育文化部次長兼生涯学習課長                            下浦勝義君                 教育総務課長     寺尾庄司君                 学校教育課長     北 一也君                 文化振興課長     山下久美子君                 スポーツ振興課長   今西孝一君                 監査委員事務局長   熱野 優君 ○議長(北村成人議員) 平成24年5月28日付で、アジアと日本の平和と安全を守る石川県フォーラム会長 紐野義昭氏、副会長 中村勲氏より、緊急事態基本法の制定を求める意見書採択の陳情書が野々市市議会あてに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。      -----------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(北村成人議員) これより会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第83条の規定によって、2番、中村義彦議員、3番、杉林敏議員を指名します。      ----------------------------- △会期の決定 ○議長(北村成人議員) これより本定例会の会期についてを議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から6月22日までの16日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(北村成人議員) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から6月22日までの16日間と決定しました。      ----------------------------- △議案の上程 ○議長(北村成人議員) これより議案第32号から議案第53号までの22件及び諮問第1号の1件を一括して議題とします。      -----------------------------提案理由の説明 ○議長(北村成人議員) 市長に提案理由の説明を求めます。あわせて報告第2号から報告第4号までの3件の説明を求めます。粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) おはようございます。 初めに、昭和天皇の末弟、三笠宮様の長男で「ひげの殿下」の愛称で親しまれた三笠宮寛仁親王殿下が昨日6日に逝去されました。障害者福祉スポーツ青少年育成、国際親善にご活躍され、国民に親しまれたお人柄であっただけに、残念でなりません。ご近親の方々の深いお悲しみをお察し申し上げ、ここに謹んで哀悼の意を表する次第であります。 さて、6月に入りました。一段と気温が上がり、さわやかな季節から次第に蒸し暑く感じられる季節となってまいりました。 先日の3日日曜日には、市内一円で毎年恒例のさわやかスポーツフェスティバル2012が開催され、今年もまた多くの市民の皆様方とともに心地よい汗をかき、ウオーキングを楽しませていただきました。非常にさわやかな一日であり、ご参加をいただきました方々には、美しい自然と町並みを感じながら、体力増進、健康増進を図っていただけたものと思っております。 これからは梅雨の時期を経て夏本番となるわけでございますが、全国的な電力供給不足が懸念され、節電協力が求められる中、省エネ・地球温暖化防止対策として、本市役所におきましても昨年より5日早く、先月14日からクールビズを実施しているところでございます。ことしも冷房運転時間の短縮や昼休みの消灯の徹底、さらには照明の間引き点灯など、一層の省エネに取り組んでまいりたいと思っております。 さて、日はさかのぼりますが、4月3日、日本海を北上した低気圧による強風が発生し、本町2丁目市立図書館前のヒマラヤスギの倒木や、御経塚2丁目地内の道路標識が破損するなどの被害が発生しました。本市では、災害の状況や被害を的確に把握するため、市内全域においてパトロールを行い、消防署や警察署とも連携しながら対応したところであります。幸いにも人的被害はありませんでしたが、今後も突然の自然災害に迅速かつ的確に対処できるよう必要な措置を講じてまいりたいと考えております。 気象に関連いたしまして、ことしの梅雨入りについてでございます。例年では今ごろ、九州、東海、関東甲信地方から北陸にかけて順次梅雨入りが発表される時期でありますが、本年はこれまでのところ、沖縄、奄美、九州南部が梅雨入りしたとの発表であります。いずれ北陸地方も梅雨入りとなると思いますが、集中豪雨による河川のはんらんなどに備える時期となりました。 皆様の記憶に新しいこととは存じますが、平成20年7月にはお隣の金沢市におきまして、医王山付近での集中豪雨により浅野川が55年ぶりにはんらんし、甚大な被害に見舞われました。「備えあれば憂いなし」とことわざにありますように、常日ごろからの準備と心構えが大事であることは言うまでもありません。 本市におきましては、6月1日の水防会議で決定されました平成24年度水防実施計画に基づき水防体制に万全を期してまいりたいと思っております。 さて、市となって約7カ月が経過し、初めての年度を迎えて3カ月目を迎えようとしております。4月の1日からは市民参画、市民協働の推進と、地方分権、地域主権改革の実現のために、またより迅速に、効率的に業務を遂行するため機構改革を実施したところでございます。 市制施行に伴う企画部門の強化と、福祉事務所の開設や特定行政庁設置などを中心に実施したものであり、これまで順調に事務事業が遂行されていると思っているところでございます。これも議員の皆様方、市民の皆様のご理解とご協力のたまものと深く感謝申し上げる次第であります。 さて、本市では、金沢工業大学石川県立大学、両大学の入学時期に合わせた大学内での住民登録出張窓口を平成21年3月から開設しておりますが、ことしの利用者は両大学を合わせて349人でございました。毎年350人前後の出張窓口の利用があり、学生の市政への参加意識の高揚や、市民としての自覚の醸成のために、両大学のご協力をいただきながら、今後も継続して取り組んでまいりたいと考えております。 このことにより、石川県の推計による本年4月1日現在の本市の人口は5万3,452人であり、昨年同期の5万2,204人とを比較いたしますと1,200人を上回る増加となっております。また、県内19市町の中で、前月に比べて人口が増加したのは本市だけであり、143人の増加となっているところでございます。 次に、人口増加に関連しております野々市市勤労者自己住宅資金利子補給制度及び野々市市定住促進奨励金の利用状況について少しご報告をさせていただきます。 いずれも、本市内での住宅取得を支援し定住を促進するものであり、対象は新築戸建て住宅を構えるなどの個人の方でございます。 まず、勤労者自己住宅資金利子補給制度につきましては、一定要件を満たした住宅ローン利子補給を行うものでございまして、平成19年度から平成23年度までの最近5年間の利用件数は合計で223件、年平均で45件の利用がござました。 定住促進奨励金につきましては、さらなる定住化の促進に資する直接的な新しい支援制度の創設ということで、平成23年度、24年度の2カ年の間に、市内で戸建て住宅を新築または購入される方に対して最大30万円を交付しているものでございます。 平成23年度の交付件数でございますが、169件で1件当たり約20万円の交付を行っております。交付を受けられた方の以前のお住まいですが、市内で借家などに1年以上住まいされていた方が92件、本家から分家された方8件、市外にお住まいの方で本市に定住するために転入された方が69件、そのうち、県外の方は4件でございました。 また、希望者には、市花木「椿」の育成と緑化の推進のために、椿「野々市」の苗木を1本進呈させていただいており、88件の実績がございました。 以上、ご報告申し上げました大学キャンパス内での住民登録出張窓口の開設や、定住化促進のための住宅取得支援策は、市の人口増加対策として直接的に数値にあらわれる施策であり、おおむね所期の成果が得られているものと考えているところでございます。 これからも私たちを取り巻く社会環境は常に変化し、行政の役割はますます複雑化することが予想されます。4月にスタートいたしました野々市市第一次総合計画に基づく施策を、力強く着実に推進し、「誰もが憧れ、誰もが住みたくなる、そんな“野々市”」を市民の皆様とともにつくり上げてまいりたいと考えております。 それでは、本日、平成24年第2回野々市市議会定例会が開催されるに当たり、議員各位におかれましては、全員ご健勝でご参集いただきましたことに感謝申し上げ、提出いたしました諸案件につきまして、その概要と、あわせて市政運営について所信の一端を述べさせていただきます。 初めに、京都府亀岡市において、4月23日の朝、集団登校の列に軽乗用車が突っ込み、児童など10人が死傷した事故が起こりました。そして、ゴールデンウイーク中には、群馬県の関越自動車道で金沢発の高速ツアーバスが防音壁に衝突し、乗客7人が死亡し、乗客乗員39人が重軽傷を負う痛ましい事故が起こりました。高速ツアーバス事故では、本市市民も乗客として巻き込まれ、負傷されております。 これらの事故の背景には、運転手の寝不足、過労といった原因のほか、運行会社の運行管理上の法令違反や道路運送法違反なども指摘されており、安全規則そのものを見直し、再発防止を図ることが大切だと感じているところであります。 亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りいたしますとともに、負傷された方々の一刻も早いご回復をお祈り申し上げる次第であります。 本市におきましては、5月13日に交通死亡事故ゼロ300日を達成し、その翌日の14日、石川県警察本部長、石川県交通安全協会長より感謝状をいただきましたが、残念なことに、その日の夕方、本町2丁目南交差点で右折しようとしたバイクが向かってきた乗用車と衝突し、バイクを運転していた方が亡くなりました。 私は、「本市から悲惨な交通事故犠牲者を出さない」との決意を新たにし、今後も警察署、市交通安全協会を初めとする各関係団体と連携し、安全対策の強化や交通安全意識の高揚に一層努力してまいりたいと思っております。 次に、野々市市議会主催防災講演会が5月13日に開催されました。市議会の議員の皆様は、昨年より「防災」をテーマとした勉強会について検討をされ、今回、群馬大学大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻広域首都圏防災研究センター長教授の片田敏孝氏を講師として、「想定を超える災害にどう備えるか~今求められる個人・地域の防災力~」をテーマに開催されたところであります。 片田教授は、東日本大震災が起こる前から、釜石の防災教育とその背後にある防災意識に問題意識を持ち、釜石市の防災・危機管理アドバイザーとして市内の小中学校等で津波避難の指導をされており、東日本大震災では登校していた約3,000人の小中学生のほぼ全員が無事であったことから「釜石の奇跡」と称され、NHKを初め多くのテレビで紹介された方であります。 講演会当日、私は、別の公務により参加させていただくことができませんでしたが、議員の皆様を初め、学校、PTA、消防団、町内会関係から200名を超える方々が参加され、2時間の講演時間が短く感じられるような大変有意義な講演であったと伺っております。 また、この講演会には、市職員で構成する災害対策ワーキンググループのメンバーも参加させていただきました。今後の市の防災計画の見直しに生かしてまいりたいと考えております。 講演会の開催に対し、議会の皆様方にお礼を申し上げますとともに、今後の活動にさらなる期待を申し上げる次第でございます。 本市といたしましても、自主防災組織リーダーの育成と総合防災訓練の実施などを通して、地域に根差した防災活動の推進に努め、いつ起こるかわからない自然災害に対し、消防防災用資機材の整備を進めると同時に、災害用食料、毛布などの備蓄を進めるなど、防災対策に万全を期してまいります。 次に、本市の国際交流事業についてでございます。 去る4月4日から7日までの4日間、姉妹都市ニュージーランドギズボーン市からリトンハイスクールの一行24名が本市を訪れました。次代を担う青少年たちに国際感覚と広い視野を養ってもらうことを目的に始められた、姉妹都市ギズボーン市との学生間交流もことしで19回目となり、両市間のきずなは回を重ねるごとに深まっております。 滞在中は、学生20人全員が11家庭にホームステイをし、野々市中学校布水中学校部活動見学や体験などを通して生徒との交流を深めていただき、また旧北国街道、本町通りの町並みや布市神社などの文化財の見学を通して、ボランティアガイド里まち倶楽部の方々や、石川県立大学の学生の方々、野々市明倫高校の生徒の方々などとの交流も行われました。 日本や野々市市の生活、文化の一端に触れられたわけでございますが、若い学生、生徒同士が言葉の壁を乗り越えて交流し、ホームステイを行うことにより、日本の生活様式をじかに体験されましたことは、とりわけ意義深いことと思っております。短期間ではございましたが、今回の交流を通して生涯忘れられないよい思い出がたくさん生まれましたことは、快くお引き受けいただきましたホストファミリーの皆様方を初め、受け入れに際しましてご協力を賜りました関係各位のおかげであり、この場をおかりいたしまして心より厚くお礼を申し上げる次第でございます。 なお、本年は7月26日から8月2日まで8日間にわたり、本市の中学生をギズボーン市に派遣することといたしており、募集いたしました結果、12名の中学生から参加申込みをいただいているところでございます。今後は、派遣いたします生徒の皆さんに有意義な体験をしていただくための事前研修を出発直前まで5回の計画で実施する予定となっております。 次に、この4月に民営児童館、つばきの郷児童館北西部土地区画整理事業区域内の二日市町に完成し、4月21日に開所式が行われました。区域内に所有する本市用地内に整備したもので、社会福祉法人愛里巣福祉会が管理運営をするものでございます。 このつばきの郷児童館が、北西部地域の新たな児童福祉の拠点として地域の皆様に愛される施設となりますことを心から強く願うものでございます。 また、同日は、念願のJR北陸本線野々市駅南口駅舎の新築工事が完成いたしました。野々市駅は、昭和43年3月に地元の方々のご寄附を初め、多年にわたる熱心な陳情を受けて、国鉄当局のご配慮により設置が実現された、いわゆる請願駅でございます。そのような歴史ある野々市駅が、北陸新幹線野々市高架橋の工事に伴って新築されたわけでございます。 ご承知のとおり、駅舎の外観デザインは、大勢の人が集う野々市じょんからまつりのやぐらをイメージした大屋根のある、モダンな駅舎にしていただきました。大変うれしく思っております。 本市の玄関口として、また新たな野々市市の顔として、駅前広場の整備や利用者の利便性向上を図るとともに、公共交通機関相互の連携強化による活性化に努めてまいりたいと思っております。 続きまして、4月25日には野々市市造園業協同組合様より、市制施行を記念して、あらみや公園にシダレザクラ1本を植樹していただきました。シダレザクラは、高さ5メートルで、来年春には公園に訪れる多くの市民の方々の目を楽しませてくれるものと楽しみにしております。 次に、5月19日には、市相撲場で第16回となりました小学生相撲大会が開催されました。新緑の季節の中、194人の小学生力士により熱戦が繰り広げられました。あすを担う小学生が、スポーツ大会や文化行事に参加してさまざまな経験を積み重ねることは、子どもたちの将来の可能性を大きく広げるものと思っております。 この野々市の子どもたちの元気あふれる取り組みを観戦させていただき、これからもスポーツ文化活動など幅広い分野にチャレンジしていただきたいと願うものでございます。 次に、石川フィルハーモニックウィンズ第13回定期演奏会が5月20日に市文化会館フォルテで行われました。石川フィルハーモニックウィンズは、市内の社会人の方々で活動されている吹奏楽団でありまして、今回の定期演奏会は、市制施行を祝うお祝い演奏会として盛大に開催されました。 当日、サプライズゲストとして出演された本市出身の作曲家三國浩平さんが自作の「カメリアファンファーレ」や「序曲カメリア」を指揮されたのを初め、「野々市じょんから節」の演奏や市民劇団nono友情出演金沢工業大学吹奏楽部からの友情出演などもございました。 演奏はもちろんのことですが、劇団nonoの方々との工夫された演出や、各種の楽器紹介の場面など会場を楽しい雰囲気で包み込んでしまう、そんなプログラム進行の企画力がとても印象に残りました。 当日の開演を迎えるまで、楽団の方、劇団の方が幾度となく集まり、それぞれが話し合いながら、いろいろと調整されたその結果がこの楽しい演奏会をつくり上げたものと思っております。 こうしたことは、本市が目指す、市民を中心とした「ともに創り ともに育む」市民協働まちづくりの具体例であり、今後の音楽文化の発展を初め、さまざまな分野においても大きな前進につながるものと確信いたしております。 主催者であります石川フィルハーモニックウィンズの皆様方を初め、今回の演奏会の開催に当たりご尽力をいただきました関係各位に敬意と感謝を申し上げる次第でございます。 さて、景気の動向でございますが、内閣府が5月17日に発表した1から3月期の実質国内総生産(GDP)は、前期比で年率4.1%増の高い伸びを示しており、東日本大震災の反動で高い伸びとなった昨年7から9月期以来の高成長を記録しております。 また、政府の5月の月例経済報告においても、景気は「依然として厳しい状況にあるものの、復興需要等を背景として、緩やかに回復しつつある」とし、基調判断を9カ月ぶりに引き上げております。 先行きについては、エコカー減税など各種の政策効果や東日本大震災からの復旧需要の増加などを背景に、景気の持ち直し基調が続くことが期待されますが、ギリシャ問題やユーロ圏における経済情勢などによる円高や株安を初め、この夏の電力不足などによる景気の下振れリスクが存在しており、留意が必要と思われます。 それでは、これより本定例会の提出案件及び報告の大要につきましてご説明させていただきます。 議案第32号から議案第37号までの6件は、一般会計及び特別会計の平成23年度補正予算に係る専決処分の承認を求めるものでございます。 まず、一般会計についてでございますが、歳入においては市税や地方交付税のほか、各種事務事業に係る国県支出金などについて決算見込みや交付額の決定に伴う調整を行う一方、歳出においては予防接種や新幹線建設費負担金富陽小学校増築規模改造事業及び各特別会計への繰出金など各種事務事業の確定に伴う不用額、精算額などの調整を行うものでございます。 その結果、歳入の増額と歳出の減額との差引額につきましては、財政調整基金繰入金の減額などにより、収支の均衡を図るものでございます。 これにより、歳入歳出それぞれ9,498万円を増額し、予算総額を158億5,522万4,000円とするものでございます。 次に、国民健康保険特別会計につきましては、歳入で財政調整交付金保険財政共同安定化事業交付金などの確定に伴う補正を行う一方、歳出においては療養給付費高額療養費及び出産育児一時金などの確定に伴う精算額の調整を行うもので、歳入歳出それぞれ4,355万3,000円を減額し、予算総額を43億394万5,000円とするものでございます。 次に、後期高齢者医療特別会計につきましては、歳入で保険料の決算見込み保険基盤安定繰入金事務費繰入金などの確定に伴う補正を行う一方、歳出においては後期高齢者医療広域連合納付金などの確定に伴う精算額の調整を行うもので、歳入歳出それぞれ970万9,000円を減額し、予算総額を3億3,407万1,000円とするものでございます。 次に、介護保険特別会計につきましては、歳入では、保険料の決算見込み事務費繰入金などの確定に伴う補正を行う一方、歳出においては介護サービスに係る介護給付費などの確定に伴う精算額の調整を行うもので、歳入歳出それぞれ657万2,000円を増額し、予算総額を20億1,860万3,000円とするものでございます。 次に、下水道事業特別会計につきましては、歳入では公共下水道債や流域下水道債などの確定に伴う補正を行う一方、歳出においては流域下水道維持管理負担金の確定などに伴う調整を行うもので、歳入歳出それぞれ3,397万6,000円を減額し、予算総額を18億244万8,000円とするものでございます。 次に、水道事業会計につきましては、まず収益的収支において、歳入では加入金を増額する一方、歳出では事業の確定等に伴う消費税及び地方消費税や過年度損益修正損を増額するもので、収益的収入及び支出をそれぞれ1,000万円増額するものであります。 また、資本的収入では工事負担金などで990万1,000円を、資本的支出では建設改良費を1億4,500万円、それぞれ減額するものでございます。 次に、議案第38号は、中部圏の都市開発区域における市税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めるものでございます。 今回の改正は、上位法令の改正に伴い、政令に定める固定資産の税の不均一課税の特例措置の期間を平成26年3月31日までの2年間延長するために、条例の一部を改正する必要が生じたことから、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行ったものであり、同条第3項の規定により承認を求めるものでございます。 次に、議案第39号は、野々市市税条例の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めるものでございます。 今回の改正は、地方税法及び関係法令が改正され、平成24年3月31日にそれぞれ公布、平成24年4月1日から施行されたことに伴い、前号と同様、専決処分を行ったものであり、承認を求めるものでございます。 次に、議案第40号は、野々市市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めるものでございます。 今回の改正は、地方税法及び関係法令が改正されたことに伴い、保険税の賦課に関して条例の一部を改正する必要が生じたことから、前号と同様に専決処分を行ったものであり、承認を求めるものでございます。 次に、議案第41号野々市市印鑑条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。 住民基本台帳法及び関係法令の改正に伴い、平成24年7月9日から外国人も日本人と同様に住民基本台帳法が適用されます。これまで外国人は外国人登録法の規定により印鑑登録を行っておりましたが、この改正により外国人登録制度が廃止されるために、野々市市印鑑条例の一部を改正し、外国人の方々の印鑑登録を行う際に必要な事項と文言の整理を行うものでございます。 次に、議案第42号公益的法人等への野々市市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。 昨年11月の市制施行に伴いまして、本条例に定めております職員を派遣することができる団体のうち、社団法人野々市町シルバー人材センターなど4団体の名称が変更となりましたので、その名称を変更するものでございます。 次に、議案第43号野々市市手数料条例の一部を改正する条例についてでございます。 議案第41号でご説明申し上げましたとおり、住民基本台帳法の改正により外国人登録制度が廃止されることに伴い、外国人登録法第4条第1項の規定により登録されていることを証する登録原票記載事項証明書の発行ができなくなることから、野々市市手数料条例の別表において外国人登録原票記載事項証明書交付手数料の項目を削除するものでございます。 次に、議案第44号野々市市敬老福祉金支給条例の一部を改正する条例についてでございます。 これも議案第41号及び議案第43号でご説明申し上げましたとおり、住民基本台帳法の改正により、外国人登録制度が廃止されることに伴い、「外国人登録の規定により登録されているものに支給する」といった文言を削除するものでございます。 次に、議案第45号野々市市営住宅条例の一部を改正する条例についてでございます。 野々市市北西部土地区画整理事業施行区域内において現在建設中の市営住宅は、本年10月から入居開始を予定しているところでございます。この市営住宅の名称を「つばきの郷住宅」と定め、1階から3階までの入居に関する収入基準などの要件を規定するほか、新たに設置する駐車場に使用料を課すなど、必要な事項を規定するものでございます。 次に、議案第46号野々市市公共下水道条例の一部を改正する条例及び議案第47号野々市市水道給水条例の一部を改正する条例につきましては、相互に関連がございますので一括してご説明を申し上げます。 水道事業及び公共下水道事業に係る水道メーターの検針をこれまでの毎月の検針から2カ月に1回の隔月検針に変更し、これに伴う料金算定から納付書発送までの関連業務も2カ月に1回に変更するものでございます。隔月検針に変更することにより、検針員の検針件数や納付書の発行回数を半分とすることでコスト縮減を図り、水道事業と下水道事業の経営の合理化を進めるものでございます。 議案第48号野々市市地域優良賃貸住宅条例についてでございますが、現在建設中の市営住宅の4階、5階部分を本市の地域優良賃貸住宅として定め、従来の公営住宅では所得制限により入居できなかった子育て世帯などが入居できる条例を新たに制定するものでございます。 続きまして、議案第49号「財産の取得について」の議決の一部変更についてご説明申し上げます。 本市庁舎敷地の取得に関し、平成13年第2回野々市町議会定例会において議決いただきました財産の取得について、当初の財産の数量2万平方メートルを12.43平方メートル増の2万12.43平方メートルに変更し、取得金額を110万6,000円増額し、17億8,110万6,000円に変更するものでございます。これは、土地売買契約の相手方であります野々市市中南部土地区画整理組合の事業区域の保留地に係る登記面積が確定し、換地処分が行われたことにより、土地売買契約書に基づき財産の数量の変更と1平方メートル当たり8万9,000円の価格により取得金額の変更を行うものでございます。 地方自治法第96条第1項第8号及び関連する市条例の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。 議案第50号、市道路線の廃止及び議案第51号市道路線の認定につきましては、関連がございますので一括してご説明を申し上げます。 今回の認定は、野々市市北西部土地区画整理事業施行区域内並びに扇が丘地内における道路事業により整備が完了した路線について認定を行うものでございます。 また、廃止については、認定に伴う市道路線の見直しによるものでございます。13路線の廃止と51路線の認定につきまして、それぞれ道路法の定めにより議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第52号事務の相互委託の変更についてでございます。 議案第41号などでご説明申し上げましたとおり、住民基本台帳法の改正により、金沢市、白山市など9市町と証明書の交付等に係る事務の相互委託に関する規約の一部を変更し、外国人登録原票記載事項証明書の項目を削除するものでございます。 次に、議案第53号は、石川県後期高齢者医療広域連合規約の変更についてでございます。 これについても、住民基本台帳法の改正により、外国人も住民基本台帳法の適用対象となったことから、関係市町の負担金のうち、共通経費の支弁の方法を変更する必要が生じたため、規約を変更することについて関係市町と協議するに当たり、地方自治法第291条の11の規定により議会の議決を求めるものでございます。 平成24年7月9日より施行し、平成25年度共通経費負担金より適用するものでございます。 次に、諮問第1号の人権擁護委員の候補者推薦についてでありますが、委員の皆様には日ごろより人権思想の普及、高揚に努めていただいているところであります。平成24年9月30日に、二日市町15番地3、鈴木信一さんが任期満了を迎えますが、人格識見ともに高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について深い理解をお持ちの方でありますので、引き続き推薦いたしたく、議会のご意見を求めるものでございます。 報告第2号は、地方自治法第180条の規定による専決処分の報告についてでありますが、和解及び損害賠償額の決定に関する5件の専決処分につきましてご報告申し上げるものでございます。 報告第3号及び第4号につきましては、一般会計及び下水道事業特別会計について、それぞれ繰越明許費に係る計算書を地方自治法施行令第146条第2項の規定によりご報告申し上げるものでございます。 最後に、寄附採納についてご報告させていただきます。 別紙のとおり、4件のご寄附をいただきました。厳しい経済状況の中、このたびのご厚意に心から感謝とお礼を申し上げ、ご報告させていただきます。 以上、提出いたしました諸案件につきましてご説明申し上げましたが、何とぞ慎重にご審議の上、適切なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。      ----------------------------- △質疑及び討論の省略 ○議長(北村成人議員) お諮りします。ただいま提案されました諮問第1号人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについては、人事に関する案件につき、この際、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(北村成人議員) 異議なしと認めます。よって、諮問第1号につきましては即決することに決定しました。      ----------------------------- △表決
    ○議長(北村成人議員) これより表決を行います。 諮問第1号人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについてを採決します。 本件は、これを適任と認めることに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○議長(北村成人議員) 起立全員です。よって、諮問第1号人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求める件は、これを適任と認めることに決定しました。      ----------------------------- △議案の上程 ○議長(北村成人議員) これより議会議案第4号から議会議案第8号まで、以上5件を議題とします。      -----------------------------提案理由の説明(議会議案第4号) ○議長(北村成人議員) 議会議案第4号について、提出者から提案理由の説明を求めます。14番、田中昭一議員。   〔14番(田中昭一議員)登壇〕 ◆14番(田中昭一議員) 野々市市議会会議規則の一部を改正する規則について。 議会議案第4号野々市市議会会議規則の一部を改正する規則について、提案の説明を申し上げます。 今回の改正につきましては、6月定例会の一般質問の際に一問一答方式を併用することになり、現行の規則の整備を提案するものであります。 その内容は、質問質疑の際の回数制限を撤廃すること及び質問の方式を複数の質問を総括して質問する方式または一問一答による方式により行うかを選択できるようにしたことでございます。 附則とし、公布の日から施行をするものであります。 平成24年6月7日  野々市市議会議長 北村成人殿                   提出者  野々市市議会議員  田中昭一                   賛成者  野々市市議会議員  金村哲夫                             〃    中村義彦                             〃    西田治夫                             〃    平野政昭                             〃    土田友雄                             〃    岩見 博                             〃    大東和美 議員各位におかれましては、本案を慎重に審査の上、可決くださるようお願いを申し上げ、提案理由の説明にかえさせていただきます。      -----------------------------提案理由の説明(議会議案第5号) ○議長(北村成人議員) 議会議案第5号について、提出者から提案理由の説明を求めます。13番、村本道治議員。   〔13番(村本道治議員)登壇〕 ◆13番(村本道治議員) 決議案を朗読し、提案理由の説明にかえます。 議会議案第5号          並行在来線の持続可能な安定経営の実現を求める決議 北陸新幹線開業に伴い、JRから分離される北陸本線は、石川県が中心となって設立する第3セクターにより、引き続き運営される準備が進められている。しかしながら、県の収支予測でも、鉄道資産の取得など多額の初期投資に加え、27%もの運賃引き上げをしないと収支均衡がとれない厳しい状況にある。 北陸本線は、地域住民の日常生活に欠かすことのできない貴重な交通手段であり、特急の利便性の確保や七尾線、のと鉄道の活性化、ダイヤ面を含む並行在来線との連携など、JRは地域の鉄道事業者として、経営分離後の公共交通の維持にできる限りの協力を行うことが求められる。昨年11月には、本県を含む11の道県の協議会の名で、国とJRに対して、「並行在来線への財政支援等について」の要望書も提出されている。 このような経過から、国には並行在来線が将来にわたって持続可能となる制度や補助体系の創設を求めるものであり、JRにはその公共交通に対する社会的責任を踏まえ、鉄道資産の無償ないし低廉な価格での譲渡や乗り継ぎ割引の実施を含め、並行在来線の安定的な経営並びに安全な運行と利用者の利便性の確保のための支援を強く求めるものである。更に、県が隣県・関係県と共同し、また、市町や経済界とも連携して、JRや国との交渉に万全の対策を講じることを強く求め議会としても、その取り組みに全力を尽くすものである。 以上、決議する。                             石川県野々市市議会 平成24年6月7日 提出  野々市市議会議長 北村成人殿                   提出者  野々市市議会議員  村本道治                   賛成者  野々市市議会議員  岩見 博                           〃      田中昭一                           〃      大東和美                           〃      西田治夫                           〃      土田友雄                           〃      平野政昭                           〃      尾西雅代                           〃      早川彰一                           〃      川 哲郎                           〃      辻 信行                           〃      金村哲夫                           〃      杉林 敏                           〃      中村義彦                           〃      西本政之 議員各位におかれましては、本決議案を慎重に審査の上、可決されますようお願い申し上げます。      -----------------------------提案理由の説明(議会議案第6号及び議会議案第7号) ○議長(北村成人議員) 議会議案第6号及び議会議案第7号の2件について、提出者から提案理由の説明を求めます。12番、大東和美議員。   〔12番(大東和美議員)登壇〕 ◆12番(大東和美議員) 意見書案を朗読し、提案理由の説明にかえます。 議会議案第6号     「防災・減災ニューディール」による社会基盤再構築を求める意見書 1960年代の高度経済成長期から道路や橋梁、上下水道など社会資本の整備が急速に進みました。高度経済成長期に建築されたものは現在、建築後50年を迎え、老朽化が進んでいます。国土交通省の「道路橋の予防保全に向けた有識者会議」は提言(平成20年5月)の中で、「2015年には6万橋が橋齢40年超」となり、建築後50年以上の橋梁が2016年には全体の20%、2026年には同47%と約半数にも上る現状を提示。経年劣化により「劣化損傷が多発する危険」を指摘しています。今後、首都直下型地震や三連動(東海・東南海・南海)地震の発生が懸念される中で、防災性の向上の観点からも、社会インフラの老朽化対策は急務の課題といえます。 災害が起きる前に、老朽化した社会資本への公共投資を短期間で集中的に行うことによって、全国で防災機能の向上を図ることができます。と同時に、それは社会全体に需要を生み出すこともできます。つまり、防災・減災と経済活性化をリンクさせた諸施策の実施が可能なのです。 一方、景気・雇用は長引くデフレと急激な円高によって極めて厳しい状況が続いており、そのために必要な政策が需要の創出です。そこで、公共施設の耐震化や社会インフラの再構築が、雇用の創出に必要な公共事業として潜在的需要が高くなっていると考えます。 よって、政府におかれては、国民と日本の国土を守り、安全・安心な社会基盤を再構築するため、防災・減災対策としての公共事業を緊急かつ集中的に行い、経済の活性化や雇用創出に資する防災対策の実施を強く求めます。                    記一、道路や橋梁、上下水道、河川道、港湾など、老朽化が進み更新時期が近づいている社会インフラを早急に点検・特定し、維持・更新のための公共投資を積極的かつ集中的に行うこと一、電気、ガス、水道、通信などのライフラインの共同溝化・無電柱化を促進し、都市の防災機能の向上を図ること一、地域の安全・安心のために、学校等の公共施設や病院・介護等の社会福祉施設など地域の防災拠点の耐震化及び防災機能の強化を推進すること 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  衆議院議長殿  参議院議長殿  内閣総理大臣殿  経済産業大臣殿  国土交通大臣殿  厚生労働大臣殿  文部科学大臣殿  内閣官房長官殿                             石川県野々市市議会 平成24年6月7日 提出  野々市市議会議長 北村成人殿                   提出者  野々市市議会議員  大東和美                   賛成者  野々市市議会議員  金村哲夫                           〃      中村義彦      ----------------------------- ◆12番(大東和美議員) 引き続きまして議会議案第7号について、意見書案を朗読し、提案理由の説明にかえます。 議会議案第7号      再生可能エネルギーの導入促進に向けた環境整備を求める意見書 昨年2011年8月に成立した「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」が、本年7月1日に施行されます。これにより、再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートし、政府はこの3年間で集中的に利用拡大を図るとしていますが、導入促進に向けての環境整備は不十分です。 導入にあたっての課題として、風力発電では送電網整備の強化が急務であり、太陽光発電ではメガソーラー設置の円滑な設置が可能となるよう農地法の問題などの環境整備、さらに家庭用パネルの設置で発生する初期費用の問題が挙げられます。また、小水力発電導入時の手続きの簡素化・迅速化なども求められています。 日本の再生可能エネルギー利用は、水力発電を除いた実績(2005年環境省)で、電力消費全体に対する使用割合が0.9%と他国と比べて遅れており、消費電力に対するエネルギー源の多様化が急務となっています。 よって、政府におかれては、再生可能エネルギーの導入促進と実効性ある買取制度に向け、以下の通り、十分な環境整備を図るよう強く求めます。                    記一、投資促進減税、省エネ・代替エネルギー減税などの拡充を実施し、再生可能エネルギーの導入を促進すること一、買取価格・期間の設定において、設定ルールを明確化し、長期的な将来の見通しを示し、制度の予見可能性を高めること一、再生可能エネルギー発電事業に係る規制改革を確実に実施するとともに進捗状況の管理のための独立機関等を設置すること 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  衆議院議長殿  参議院議長殿  内閣総理大臣殿  経済産業大臣殿  内閣官房長官殿                             石川県野々市市議会 平成24年6月7日 提出  野々市市議会議長 北村成人殿                   提出者  野々市市議会議員  大東和美                   賛成者  野々市市議会議員  金村哲夫                           〃      中村義彦                           〃      西田治夫                           〃      早川彰一 議員各位におかれましては、本意見書案を慎重に審査の上、可決されますようお願いいたします。      -----------------------------提案理由の説明(議会議案第8号) ○議長(北村成人議員) 議会議案第8号について、提出者から提案理由の説明を求めます。1番、西本政之議員。   〔1番(西本政之議員)登壇〕 ◆1番(西本政之議員) 意見書を朗読し、提案理由の説明にかえます。 議会議案第8号              教育予算の拡充を求める意見書 現在の子どもたちは、様々な価値観や個性・ニーズを持っており、一人ひとりの子どもにきめ細やかで丁寧な対応を行う必要があります。不登校やいじめ等生徒指導上の課題に加え、新しい学習指導要領が本格的に始まり、授業時数や指導内容も増加しています。 2011年度、30年ぶりの法改正で小学1年生に35人学級が導入されました。しかし、文部科学省が2010年に実施した、「今後の学級編成及び教職員定数に関する国民からの意見募集」では、約6割が「小中高校の望ましい学級規模」として、26人~30人を挙げており、このことから保護者も30人以下学級を望んでいることは明らかです。また、国際的にみてもOECD諸国に比べ、1学級あたりの児童生徒数や教員1人当たりの児童生徒数は多くなっています。 子どもたちが全国どこに住んでいても、機会均等に一定水準の教育を受けられることは極めて重要です。しかし、教育予算について、GDPに占める教育費の割合は、OECD加盟国(31カ国)の中で日本は最下位であり、対して、教育支出における私費負担の割合はOECD平均の倍以上となっています。また、三位一体改革により、義務教育費国庫負担制度の国負担割合は2分の1から3分の1に引き下げられ、非正規教職員の増大などにみられるように教育条件の格差も生じています。 将来を担い、社会の基盤づくりにつながる子どもたちにゆたかな教育を保障することは、極めて重要なことです。「教育は未来への先行投資」として、教育環境を整え、子どもの学びを切れめなく支援することは必要不可欠な国の責務です。 こうした観点から、2013年度政府の概算要求に向けて下記事項の実現を強く求めます。                    記1.OECD諸国並みの、ゆたかな教育環境を整備するため、30人以下学級を推進すること。2.教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、義務教育費国庫負担制度の拡充を図ること。3.校舎の耐震化、教材備品・修繕費等、学校教育環境の整備充実に必要な予算措置を行うこと。4.子どもと向き合える時間の確保ができるよう、教職員の定数改善や事務負担の軽減を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  衆議院議長殿  参議院議長殿  内閣総理大臣殿  総務大臣殿  財務大臣殿  文部科学大臣殿  内閣官房長官殿                             石川県野々市市議会 平成24年6月7日 提出  野々市市議会議長 北村成人殿                   提出者  野々市市議会議員  西本政之                   賛成者  野々市市議会議員  辻 信行                           〃      平野政昭                           〃      尾西雅代                           〃      川 哲郎                           〃      岩見 博 議員各位におかれましては、本意見書案を慎重に審査の上、可決されますようお願いいたします。      ----------------------------- △質疑及び討論の省略 ○議長(北村成人議員) お諮りします。ただいま議題となっております議会議案第4号については、事理明白つき、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(北村成人議員) ご異議なしと認めます。よって、議会議案第4号は、質疑、討論を省略し、即決することに決定しました。      ----------------------------- △表決 ○議長(北村成人議員) これから表決を行います。 議会議案第4号について採決します。 本案は、可決することに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○議長(北村成人議員) 起立全員です。したがって、議会議案第4号は可決されました。      ----------------------------- △閉議 ○議長(北村成人議員) 以上で本日の日程は全部終わりました。 再開は6月14日午前10時とします。 本日はこれで散会します。  午前11時14分散会┌―――――┬―――――――――――――――――――――――――――――――┐│招集年月日│           平成24年6月7日            │├―――――┼―――――――――――――――――――――――――――――――┤│招集の場所│           野々市市議会議事堂           │├―――――┼―――┬――――――――――――――┬―――┬――――――――┤│開閉会日時│開 会│平成24年6月7日午前10時02分│議 長│  北村成人  ││  及び ├―――┼――――――――――――――┼―――┼――――――――┤│  宣告 │閉 議│平成24年6月7日午前11時14分│議 長│  北村成人  │├―――――┼―――┴┬―――――┬――――┬――┴―┬―┴―――┬――――┤│出席及び │議席番号│ 氏 名 │出欠の別│議席番号│ 氏 名 │出欠の別││ 欠席議員├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 1  │西本政之 │ ◯  │ 9  │平野政昭 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 2  │中村義彦 │ ◯  │ 10  │土田友雄 │ ◯  ││出席16名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 3  │杉林 敏 │ ◯  │ 11  │西田治夫 │ ◯  ││欠席 0名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 4  │金村哲夫 │ ◯  │ 12  │大東和美 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 5  │辻 信行 │ ◯  │ 13  │村本道治 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│凡例   │ 6  │川 哲郎 │ ◯  │ 14  │田中昭一 │ ◯  ││◯は出席 ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│▲は欠席 │ 7  │早川彰一 │ ◯  │ 15  │北村成人 │ ◯  ││×は不応招├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 8  │尾西雅代 │ ◯  │ 16  │岩見 博 │ ◯  │├―――――┴―――┬┴――――┬┴――――┴―┬――┴――┬――┴――――┤│会議録署名議員  │ 2 番 │ 中村義彦  │ 3 番 │ 杉林 敏  │├―――――――――┴――┬――┴―┬―――――┴―┬―――┼―――――――┤│職務の為出席した者の氏名│事務局長│ 高見重任  │書 記│ 源野喜啓  │├―――――┬――――――┴┬―――┴―――┬―――┴―――┼―――――――┤│     │市長     │ 粟 貴章  │教育総務課長 │ 寺尾庄司  ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │教育委員長  │ 北本 正  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │副市長    │ 田中 宣  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │教育長    │ 村上維喜  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │総務部長   │ 岡田晴彦  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│地方自治法市民生活部長 │ 村梶輝男  │       │       ││第121条├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│により説明│健康福祉部長 │ 田中 滋  │       │       ││のため出席├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│した者の職│産業建設部長 │ 太田譲二  │       │       ││氏名   ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │教育文化部長 │ 森元 裕  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │総務部次長兼 │ 小畠邦雄  │       │       ││     │総務課長   │       │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │財政課長   │ 大久保邦彦 │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │市民課長   │ 橋本秀字  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │福祉総務課長 │ 絹川一也  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │建設課長   │ 小山 滋  │       │       │├―――――┴―――――――┴―――――――┼―――――――┴―――――――┤│ 議事日程・会議に付した議件・会議の経過 │    別紙のとおり     │└―――――――――――――――――――――┴―――――――――――――――┘...